社会保険労務士とは?

社会保険労務士とは、企業における労働や社会保険に関する法律、人事や労務管理のプロです。働く人の採用から退職までの労働・社会保険に関する問題から年金の相談など…その業務は円滑に働ける為の調整役ともいえるものなのです。

 

その業務内容は、労働時間や休日等の労働条件や賃金制度の設計、人事関係、個別労働関係紛争の未然防止と解決、安全衛生管理、福利厚生など。現在は、65歳まで雇用確保が義務付けられています。契約社員・パート・アルバイト・派遣社員…と、その雇用形態もバラバラです。多様化した中でいかに個々の能力を高めて活用するか、会社の利益を挙げるためにも考えていかないといけないところです。年棒制や能力給などの賃金体制、効率的な労働時間、働きやすい職場作りなど…それらへの工夫を、社会保険労務士がサポートしていくのです。

 

社会保険労務士になるためには、社会保険労務士試験に合格しただけではなれません。その後に連合会に所属し、そこにある社会保険労務士名簿に登録されなければいけないのです。それができてからプロとして活動できるものとなります。

 

ちなみに、社会保険労務士の定義として、以下の者となっています。

 

「社会保険労務士法に基づき、毎年一回、厚生労働大臣が実施する社会保険労務士試験に合格し、かつ、2年以上の実務経験のある者で、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録された者」

 

これは法律でしっかりと定められている事です。時代のニーズに変わりゆく世の中の社会保険制度にしっかりと対応するためにも、こうした厳しい決まりがあるのですね。資格を取得した後も大変です。


社会保険労務士のお給料は?

社会保険労務士の資格試験に合格したとしても、日々移りゆく社会保険の変化にいち早く対応できるようにしなければいけません。社会保険や労務に関する膨大な量の知識を必要としますから、まさに日々学習です。

 

例えば、雇用形態をとってもそういったことがいえます。一昔前までは正社員かアルバイト、もしくはパートといったケースしかなかったのが、今では派遣社員や契約社員、嘱託職員、臨時職員など…仕事内容は正社員と同じだけれども、受ける待遇は異なるといったケースが、いろんな名前で出てきています。雇用形態が多様化しているので、それによる健康保険や雇用保険などの待遇はどうなるのか…常に把握しておかなくてはいけないのです。もちろん、こうした時代の変化は法律をも変えていきますので、それについては誰よりも詳しくなくてはいけないのですから大変です。

 

その専門性の高さからも、安定した収入を得られやすいものとなっています。厚生労働省がおこなった調査では、平成25年度における平均年収は500万円台でした。平均月収はいよそ40万で、年間の賞与は55万ほど。独立して自分の会社を持ち、顧問などとして収入を得ている人などは、年収で1,000万円を超えることも珍しくありません。ただし、独立すれば誰もが年収1,000万円以上の収入が期待できるといったわけではなく、顧客獲得がうまくできていない会社などでは年収200万といった低い収入になってしまうこともあるのです。これはひとえに、営業力の差によるものとなります。